「一途な人が好き」
「何度もアタックされて、彼の真剣さが伝わった」
そんな言葉をよく聞く。
でも、それを真に受けてはダメ。
ここでは、付き合ってもないのに”一途”なのは、止めたほうがいいと思った体験を書きます。
惚れやすいのに、奥手な私
気がつけば、いつも一目惚れだった。
「あっ、この人いいかも…!」と、ひと目見た瞬間に判断し、好きになる。
でも奥手な私は、話すことさえなかなかできなかった。
しかし、片思いが数ヶ月ほど経ってくると、気持ちを抑えることができなくなる。

どこか遊びに行きませんか?食事はどうですか?
とデートに誘っていた。
でも、相手からの返事は、だいたい同じようなものだった。

その日は予定があって…。空いてる日があれば、連絡しますね!
”一途なら想いは伝わる”なんてことはなかった
「相手にとっては、突然の出来事だった。」
いまなら、冷静にそう考えることができる。
なんせ、ほとんど関わりがなかった人からのアプローチ。
当然、断られる。
でも当時は、”断られたかどうか”さえわかっていなかったのかもしれない。
その後も諦めきれず、何度もお誘いを繰り返した。
何度も何度も。
”一途なら想いは伝わる”と信じて。
でも、うまくいくことは一度もなかった。
返ってくるのは、以前と同じような断りのメッセージだけだった。
”一途なら想いは伝わる”なんてことはなかった。
女性からしたら、恐怖でしかない
もし、好きでもない男性から何度も何度も誘いがあればどう思うのか?
男性と比べると、女性は腕力や体格で劣る。
- 「何度も何度もしつこいなあ…。」
- 「上手い事断らないと、何をされるか分からない…。」
- 「はっきりと断って、もし逆上でもされたら…。」
そう考えるのも、ごくごく自然。
恐怖を感じることだってある。
だから女性は直接的な言い方を避け、間接的な表現で断る。
- 「みんなで一緒に行きませんか?」
- 「その日は予定があって…。」
- 「空いてる日があれば、連絡しますね!」
やんわりと断ることで、彼女たちは自分の身を守っていた。
そんなことに、私は気づいていなかった。
さっさと諦める
だったら、私たちにできることは、ただひとつ。
”一度でも断られたら、すぐに諦めること”
- 「一度断られたぐらいで諦めるのかよ!」
- 「お前の気持ちはそんなもんだったのかよ!」
心の中の”熱血漢”が叫ぶときもあった。
しかし、そんな話が通用するのは、ドラマや漫画の世界だけだった。
自分に都合のいいように考えていたときもあった。
- 「ひょっとして、私の気持ちを確かめてるのかな?」
- 「一度は断って、本気度を確かめているんだ」
でも、そんなことをする女性は現実にはいなかった。
そんな考えが頭に浮かんだら
- 「人の気持ちを試すようなやつに、ろくなやつなんていねぇ!」
- 断られるってことは、恋愛対象外なんだ。
そう自分に言い聞かせて、さっさと諦める。
“一途”は付き合ってからの話
恋人がいないなら、いろんな人との交流を楽しんでみる。
女性だけでなく、男性とも関わりを持つ。
会社の先輩や知人が紹介してくれた人など、人とつながるきっかけを大切にしていく。
そうしていくことで、人脈って広がっていくのかなって。
そういった交流を繰り返しながら、自分に合った人との出会いへ。
- 「あまり深く考えず、友達と遊ぶ感覚で。」
- 「意識しすぎて、変に緊張しないように。」
- 「緊張は相手に伝わる。」
- 「いかにも”自然だ”と思われるように。」
そんなことを自分に言い聞かせながら、これからは過ごしていきたい。