「ジャケット着ていると、なんかカッコつけてるって思われそう…」
そんなふうに思って、着るのをためらっていませんか?
まさに私がそうでした。
でも、実際に着てみると、そういった考えが間違っていたことに気づいたのです。
なぜなら
- 日本人のファッションはカジュアルに偏っているから、着るだけでおしゃれに見える
から。
一方で、おしゃれに着こなすための注意点もあります。
- スーツのジャケットは使わない
- デザインや素材はスーツのジャケットと似ているものを選ぶ
- ジャストサイズを選ぶために、ワンサイズ小さいものも試着する
といったこと。
また、最後にコスパがいいオススメのテーラードジャケットも紹介しています。
ジャケットデビューにうってつけのアイテムなので、一度、店頭で手にとって見てみることをオススメします。
きれいめなテーラードジャケットがおすすめな理由
日本人のファッションはカジュアルに偏っているから、着るだけでおしゃれに見える
テーラードジャケットとは、簡単に言えば、”スーツで使われているようなジャケット”。
スーツに使われるジャケットだから、テーラードジャケットは”めちゃめちゃきれいめなアイテム”。
この”めちゃくちゃきれいめである”という特徴こそが、テーラードジャケットを着ることのメリットになるのです。
「”めちゃくちゃきれいめ”だったら、何がいいの?」と思われるかもしれません。
それは、”きれいめ”のアイテムを取り入れることで、おしゃれに見えやすくなるということ。
おしゃれに見せるには、”きれいめ”と”カジュアル”のバランスが大切です。
しかし、日本のファッションは、カジュアル商品にあふれています。
- Tシャツ
- パーカー
- ジーンズ
- チノパン
- スニーカー
気がついたら、カジュアルなアイテムしか使っていなかった…なんてことも。
そして、カジュアルに偏りすぎると、途端に”子供っぽい”・”だらしない”というふうに見えてしまいます。
逆に言えば、どこかに”きれいめ”に見えるアイテムを取り入れることで、”きれいめ”という印象を与えることができるのです。
また「日本人はドレス寄りにすべき」の根拠としてもう一つ、日本ではドレス寄りがおしゃれに見えやすいということが挙げられます。
(中略)
白シャツ、テーラードジャケット、スラックス、レザーシューズなどヨーロッパ的なドレスアイテムを街着として着こなす人は少なく、日本ではドレスライクな着こなしを取り入れるだけで「大人っぽい」「おしゃれ」という評価を簡単に得ることができます。引用:最速でおしゃれに見せる方法(p.39,40)
だから、テーラードジャケットをうまく着こなせると、おしゃれな”大人っぽいファッション”にできるということです。
おしゃれにテーラードジャケットを着こなすための注意点
注意点1:スーツのジャケットは使わない
ひとつ目は、”スーツのジャケットは使わない”ということ。
いくらテーラードジャケットが”スーツの上着で着ているようなジャケット”と言っても、普段の私服に、スーツで使っているジャケットを合わせるのはふさわしくありません。
なぜなら、キッチリしすぎているから。
- 肩パットがしっかりしている
- 肉厚な生地
- 艶がありすぎ
そもそもスーツで使っているジャケットは、セットになっているズボン(スラックス)と一緒に着て、初めてしっくりくるんです。
色合いや素材が少しでも違うと、どうしてもおかしく見えてしまいます。
なので、スーツで着ているジャケットは、普段の私服で使いません。
普段の私服用に選ぶべきものは
- 肩パットが入っていない
- 薄手の生地
- 艶は抑えめ
といったジャケット。
そういったテーラードジャケットは、スーツ専門店よりもセレクトショップやユニクロ・無印良品・GUといったところで買うのがベターです。
注意点2:デザインや素材はスーツのジャケットと似ているものを選ぶ
ふたつ目は、”デザインや素材はスーツのジャケットと似ているものを選ぶ”ということ。
ひとつ目の注意点で、普段のスーツのジャケットとは違って、
- 肩パットが入っていない
- 薄手の生地
- 艶は抑えめ
といったものが良いと説明しましたが、そういった要素以外はスーツ用のジャケットに近いものを選ぶことがポイントです。
ダメな例でよくあるのが、”無駄にカジュアルになったジャケット”
たとえば
- ポケットが異様に大きく、後から付けたようなデザイン
- コットンのような生地で質感がおかしい
- 毛羽立っていてカジュアルすぎる
など
特に素材には注意したいところ。
いくら艶は抑えめがいいとは言っても、生地をコットン(綿)などにしてしまうと、途端にカジュアルすぎる雰囲気になってしまい、テーラードジャケットの良さである”きれいめ”が消えてしまうんです。
だから、素材はウールに近いものを選ぶべき。
注意点3:ジャストサイズを選ぶために、ワンサイズ小さいものも試着する
今度は買う際の注意点ですが、必ず”ジャストサイズ”を選んでください。試着は必須です。
「普段、服はMサイズだから、ジャケットもMサイズでいいや」なんて選び方はしないでください。
試着の際にやってほしいのが、“普段着ているサイズよりワンサイズ小さいものも着てみる”ということ。
なぜなら、私たちは、大きめのサイズのジャケットを選びがちだから。
多くの人はスーツに関するサイズ感で、大きな間違いを犯しています。具体的には、適正サイズよりもワンサイズ大きめのスーツを選んでいる方が多いようです。
(中略)
そもそもスーツは体にフィットすることを前提に作られています。フィットすることで着る人の体型をカバーし、男らしいシルエットを構築してくれるのです。
引用︰成功する男のファッションの秘訣60 (p.66,67)
”スーツ用のジャケット”と”私服用のジャケット”という違いはありますが、きれいめなアイテムであるテーラードジャケットは、私服用でも”体にフィットする”ものを選ぶべきです。
そして、試着しているときに確認したい点が3つ。
- フィット感
- 裾の長さ
- 袖の長さ
チェック1:フィット感について
まずは、フィット感。
ごく大雑把な言い方をすれば、ジャケットを着てボタンを留めたとき、横にスーッと浅いシワが入るくらいが、ジャストサイズです。逆に、まったく横ジワが入らないスーツというのは、かなり「ゆるい」と考えていただいて間違いありません。
引用︰成功する男のファッションの秘訣60 (p.66,67)
カジュアル用のジャケットは、スーツ用のジャケットに比べて生地が薄く、伸びやすい素材を使っていることもあり、横ジワが入りにくい場合もあります。
そういった場合は、物を抱きかかえるような動きをして横ジワの確認をするとサイズ感がわかりやすいです。
そのとき、少しだけ窮屈感を感じるぐらいがちょうどいい感じです。
チェック2:裾の長さ
次は、裾の長さ。
ベルトは隠れるけど、お尻をすっぽりと隠してしまうことはない長さのものを選びます。
お尻のてっぺんにかかるかどうかというぐらいの長さがちょうど。
スーツ用のジャケットでは、お尻がちょうど隠れる長さになっていることが多いので、”普段スーツで着ているジャケットより気持ち短め”を意識するといいかも。
チェック3:袖の長さ
最後に、袖の長さ。
袖は、ちょうど手首のあたりまで達する長さのものを選ぶのがポイント。
「下に着たシャツの袖は見えたほうがいい?見えないほうがいい?」って悩む方は多いのではないでしょうか?
個人的には、ジャケットやシャツをジャストサイズで選んでいればどちらでもいいと思っています。
シャツの袖があまりにも長く出ていれば問題ですが、シャツもジャストサイズを選んでいれば、そこまで大きなミスマッチは起こらないはずですから。
注意点4:カジュアルなアイテムをひとつ入れる
最後の注意点は、”カジュアルなアイテムをひとつ入れる”ということ。
テーラードジャケットがオススメな理由で、”日本人のファッションはカジュアルに偏りすぎている”と説明しました。
なので、最初は、”白シャツ、テーラードジャケット、スラックス、レザーシューズなどヨーロッパ的なドレスアイテム”を揃えていくべきなんですが、そういったドレスアイテムばかりのコーディネートだと
「お前、今から仕事か?」と言われてしまう服装になってしまいがち。
なので、どこかにカジュアルなアイテムをひとつは入れたいのです。
カジュアルなアイテムといっても、カジュアルすぎるとテーラードジャケットと合わせるのが難しいので、はじめのうちは、
- ボーダーの細いボーダーTシャツ
- 細めのジーンズ
- シンプルなスニーカー
といったカジュアルすぎないものがオススメです。
コスパ最高!1万円以下で買えるおすすめテーラードジャケット
感動ジャケット(ウールライク)(ユニクロ)
※感動ジャケットには”ウールライク”と”コットンライク”の2種類ありますが、おすすめなのは、”ウールライク”と表示されているほうです。
以前は、ドライストレッチジャケットという名前で販売されていました。
この感動ジャケット ウールライクの良さは、艶が抑えめな点と、ウールライクの素材を使っているのでカジュアルすぎない点。
特に、薄いグレーがイチオシ!
テーラードジャケット(GU)

上で紹介した感動ジャケット ウールライクには、色が薄いグレーと濃いグレーの2種類しかありません。
なので
[speech_bubble type=”std” subtype=”R1″ icon=”1.jpg” name=”” ]ネイビーのテーラードジャケットがほしい![/speech_bubble]
という方には、GUのテーラードジャケットがオススメ。
こちらもウールライクに仕上げていますので、”きれいめ”な仕上がりになっています。