“ファッションについて勉強しよう”
そう思って初めに読んだ本が「最速でおしゃれに見せる方法」でした。
ファッションに興味がなかったわたしにとって、その本の内容は、どれも衝撃的であり、さらにわかりやすかったのです。
そして、次に読んだ本が「脱オタクファッションバイブル」です。この本を読むことによって、ファッションに関する知識がさらに広がりました。
幅広い選択肢が提示されている
わたしがこの本を読んでいて、一番参考になったのは、各アイテムの特徴を、簡単かつ明確に表現している点でした。
一例をあげると
あると便利なパンツの筆頭が、「ジーンズ」。その理由は、ジーンズの「汎用性の高さ」にあります。
(中略)
ウールパンツの魅力は何といっても、「品のよさ」にあります。
などというように説明しています。なので、自分の目的にあったアイテムを選択できるようになります。
たとえば、夏の暑い時期。「暑いから上はTシャツ一枚にしたい。バランスをとるなら、下にはドレスライクなアイテムを持ってきたい。そうなるとジーンズよりもウールパンツがいいな」と判断ができるようになります。
「最速でおしゃれに見せる方法」では、”黒スキニー最強説”を唱えるあまり、ボトムスについては、黒スキニーデニムに関する説明が大半を占めます。
しかし、「脱オタクファッションバイブル」では、ボトムスに関してジーンズ、チノパン、ウールパンツ…といったように複数のアイテムが紹介されており、それらの特徴が述べられています。インナー、アウター、靴やアクセサリーに関しても同様です。
そのため、「最速でおしゃれに見せる方法」では見つからなかったオススメのアイテムを見つけることができます。
服だけじゃ”脱オタク”は不完全
また、服以外の身だしなみについて言及している点も見逃せません。”はじめに”では、以下のように書かれています。
最も基本となる、「清潔感」「髪型」「眉毛」「靴」は未だ手つかずの人が多い。この4項目ができて初めて、あなたの買う服が生きるのだということを、肝に銘じてほしい。
普段、外に出ていると”服だけおしゃれ”な人を見かけませんか。服はおしゃれなんだけど、目にかかるぐらい長く伸びた髪の毛、手を加えていない眉毛、飛び出した鼻毛、伸び切った爪…。おしゃれに興味を持ち始めたときは、服ばかりに目がいきがちになるので、これらのことを見逃しがちになってしまいます。
しかし、「脱オタクファッションバイブル」では、髪型から眉毛、鼻毛、スネ毛、さらにはスキンケア、体臭、口臭といった、最低限、気を配るべき点が述べられています。そのため、「服だけおしゃれな人」にならずにすみます。
「男がスキンケアとか、なんか女々しくない?」と思った方はいませんか?かく言うわたしもそう思っていました。しかし、適切なケアをすることで、カサカサな乾燥肌だけでなく、ギトギト・テカテカな脂肌も改善できます。肌が若々しいと年齢も若く見られますので、男性でもスキンケアする意義は大きいです。
身だしなみは整えた。でも…
服装も変えた、身だしなみもバッチリ。でも、いきなり行動まで変えるには勇気がいる。私自身、いままで女性と付き合ったことがない。まともに会話した記憶すらない。うまくいく自信がない。
そんなわたしでも、”おわりに”で書かれている以下の記述を読むたびに、行動してみようと奮い立たされます。
「モテ」の本質は、「追われる存在」になることだと思う。女性に媚びを売って追いかけても、逃げられるばかりであることを人生で思い知った。モテたいならば、媚びなくても魅力のある、本当の強さを身につけたい。(中略)何か自信の持てる特技を持とう。
人間は不思議なもので、何かひとつ自信をつけると、他のものに対しても自信を持ちやすくなる。自信を持って会話に参加するためにも、堂々と人の輪に入っていくためにも、何かひとつ、自信が持てるものを見つけていきたいです。